2012年4月12日木曜日

桜恐怖症克服

桜が苦手でした。20歳の頃から。
満開の桜の下で、倒れてしまった。それから、モワモワした満開の桜が怖くなった。

見ないようにしていても、日本人はどこにでも桜を植える。「桜が苦手」と言うと非国民みたいに言われる。でも、桜って、本当はそれくらい狂気を秘めた何かがあるのではないでしょうか。

「世の中に、たえて桜のなかりせば、春のこころはのどけからまし」

これは、在原業平の歌。ちょうど、業平じゃんスカイツリー。

「世の中に桜がなかったら、さぞかしのどかな心で春を過ごせただろうに」。つまりは、それくらい桜は人の心をザワザワさせる。ということ。春の特別なものだと。

あの満開の桜のモワモワは、一瞬、狂気の世界へといざなう。霞に包まれてどこかへ行ってしまいそうな。私はいつもおかしくなってしまいそうで目眩が止まらなくなる。

 ほとんどの人たちは、ただ「美しい」と感嘆し、桜を追いかけ、桜と見れば争ってゴザをひく。でも、そんなにまで人の心を動かすってことは、それなりのコトがあるからだ。「美しい狂気」に、酔わされている。

今年はようやく、私も桜を回避するのはやめようと、あえて果敢にも撮影にでかけた。

その一部始終がコレ↓。 ちょっと物語仕立てに。
http://bit.ly/HBbCRX
(ムービーにしてみました。1秒より縮めて見ると早く終わります)

今までと自分の環境が変わったので、過去ほどダメージは受けなかった。それに、人ごみの少ない花見スポットを選んだから(向島百花園〜隅田川〜白鬚橋〜白髭桜祭り)。

もう、大丈夫。





























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