2012年4月30日月曜日

ゆるキャラまつり〜両国まつり

両国にぎわい祭りに遊びに行ってきました。
ゆるキャラがすごいことになっていました。


スーパースター「おしなりくん」。
スカイツリーを擁する「押上」と「業平」の両方の街が喧嘩 しないよう名付けられた墨田区公認キャラ。在原業平をイメージしている。
今やスカイツリー公式キャラクターの「ソラカラちゃん」を押しのけて知名度トップに立った。
この日も、他のキャラに比べてかなり天狗気味。


「言問姐さん」。
向島の花街からやってきた芸者の姉さんという設定。
設定通り、この姐さんが一番デキていた。
仲間を大切にし、子供に気を配り、まさに「たてる」ということを知っていた。


日本相撲協会公式ゆるキャラ「ひよの山」。
圧巻のインパクト。
何故、「ひよの山」なのか考えてみた。なぜ、相撲取りを「ヒヨコ」にしたのかと。
「関取(セキトリ)」だからだと察した。鳥→ヒヨコ→ひよの山、となったんだ。
17歳くらいの設定で、まだ弱く、子供に負ける。




あまりにも有名な「らいおんちゃん」。
ゆるキャラに混じって、やはり時代を感じる。
ごきげんよう。



江戸東京博物館公式ゆるキャラ「ギボちゃん」。
頭が日本橋欄干の擬宝珠(ぎぼし)になっているから。
これはしゃがんだ姿。超かわいい。街中でポケモンを見つけたような気分になれる。
閑散として見えるが、すごい人気だった。



両国・回向院にお墓のある「ねずみ小僧次郎吉」のゆるキャラ「じろきっず」。
泥棒らしく、ちょっと悪そうな顔付きがかわいい。
京葉道路通過中。


 
かなり壊れている「バベルくん」。
聖書の世界のせいか、そうとういっちゃってる。

その昔、人間は不遜にも「天まで届くタワーを作ろう」とした。それを神様が気に食わなく思い、人々の言語をバラバラにした。そして今に至る。という世界観を表している。




これは「東京タワーくん」らしい。
「東京タワーです」みたいな名刺をくれた。
東京タワーのイメージって、果たしてこうだろうか。


左から、「通天閣くん」「らいおんちゃん」「おしなりくん」「東京タワーくん」
影に隠れているけど「エッフェル塔さん」「凌雲閣さん」もいた。
凌雲閣とは、昭和初期に浅草にあった高さ50mくらいの塔だが、現存しないためか、低いせいか、子供たちは正直だ。凌雲閣さまは名刺を配ろうにも、周りに人が集まらなかった。


どさくさに紛れて、ヤクルトスワローズの非公式ゆるキャラ「燕太郎(えんたろう)」も参戦。
動きやすく暑さに強いので、ブレイクダンスとかしていた。
その様子を、おしなりくんが「ケッ、空気読めよ。主役はオレ様なんだよ」という目で見ていて、司会の人まで「まぁまぁ、おしなりくん、気を悪くしないで」と気遣っていた。
おしなりくんのエリカ様ぶりは、今後問題になるかもしれない。



帰り、墨田区に新しくできたという巡回バス「すみまるくん、すみりんちゃん」に乗った。すみまるくんの車内の天井には窓が付いていて、スカイツリーが眺められるようになっていた。

ゆるキャラ祭り、みたいだったけど、正直「また会いたい」と思うのは「言問姐さん」だけだった。あとのみんなは「暑くてやってらんねー」ってココロが見えていた。

これから、スカイツリー初めての夏。彼らはやっていけるのだろうか。

2012年4月22日日曜日

フォコン

ふと思い出して、気になって、ネットで検索していたらこんな時間になってしまった。。。
仕事があるというのに。

思い出していたのは、昔大好きだった写真家のベルナール・フォコンの2枚の写真。
どれだっけかなーって思って検索していた。




そうそう、この世界に憧れていたの。特に上のラベンダー畑。
今思うと不思議だけど。

フォコンは、マネキンや少年を使った少年愛みたいな作品が有名だけど、それにはあんまり興味なくて、洗濯物とか、部屋とか、炎とか、散らかった清潔感が今も好きです。

フォコンのサイト発見して、ずーっと見てしまった。
http://www.bernardfaucon.net/v2/bernard_faucon_francais.html

フランス人はきっと「フラッシュが重い」とかあんまり気にしないのね。
見応えありすぎです。写真もそのサイトより。

ハッセルブラッドいっこ持って、ひょいひょいと歩いているフォコン、かっこいい…。

どういうわけか、私が昔持っていた写真集は、どこにも存在しない。夢だったのかな。

夢といえば、今朝起きた時ぼんやり思い出した夢がある。
誰かが私の手を握ってくれた。両手で使い捨てカイロを温めるように。
起きたら猫が2匹私の上に乗っていた。

http://www.bernardfaucon.net/v2/bernard_faucon_francais.html
これをバックグラウンドで付けながらお仕事ちう。音が好き。


2012年4月12日木曜日

桜恐怖症克服

桜が苦手でした。20歳の頃から。
満開の桜の下で、倒れてしまった。それから、モワモワした満開の桜が怖くなった。

見ないようにしていても、日本人はどこにでも桜を植える。「桜が苦手」と言うと非国民みたいに言われる。でも、桜って、本当はそれくらい狂気を秘めた何かがあるのではないでしょうか。

「世の中に、たえて桜のなかりせば、春のこころはのどけからまし」

これは、在原業平の歌。ちょうど、業平じゃんスカイツリー。

「世の中に桜がなかったら、さぞかしのどかな心で春を過ごせただろうに」。つまりは、それくらい桜は人の心をザワザワさせる。ということ。春の特別なものだと。

あの満開の桜のモワモワは、一瞬、狂気の世界へといざなう。霞に包まれてどこかへ行ってしまいそうな。私はいつもおかしくなってしまいそうで目眩が止まらなくなる。

 ほとんどの人たちは、ただ「美しい」と感嘆し、桜を追いかけ、桜と見れば争ってゴザをひく。でも、そんなにまで人の心を動かすってことは、それなりのコトがあるからだ。「美しい狂気」に、酔わされている。

今年はようやく、私も桜を回避するのはやめようと、あえて果敢にも撮影にでかけた。

その一部始終がコレ↓。 ちょっと物語仕立てに。
http://bit.ly/HBbCRX
(ムービーにしてみました。1秒より縮めて見ると早く終わります)

今までと自分の環境が変わったので、過去ほどダメージは受けなかった。それに、人ごみの少ない花見スポットを選んだから(向島百花園〜隅田川〜白鬚橋〜白髭桜祭り)。

もう、大丈夫。